ペルシャ絨毯の作り方
ペルシャ絨毯は素材の準備に始まり、織り、販売に至るまでに沢山の作業が関わっています。ここではペルシャ絨毯の制作において一番大事な作業をご紹介いたします。ペルシャ絨毯の素材はシルクかウール、またはシルク&ウールです。それらの素材を希望する色に染めてから、織りの作業がはじまります。シルクやウールを染める作業も、絨毯制作に欠かせない大切な専門職です。
ペルシャ絨毯の作り方
ペルシャ絨毯の作る素材は、シルクかウール又はシルク&ウールです。ペルシャ絨毯の素材を希望の色に染めてからペルシャ絨毯の作る作業がはじまります。シルクかウールの染めも専門的な職業です。
1)チェレケシー織り機に縦糸をはります。この工程は非常に繊細かく正確さを求められる重要な仕事です。織り機に縦糸を正しくはらなければ、事前に準備されたデザインと寸法を正確に再現できないため、商品価値が著しく失われてしまうのです
2)ナグシェーケシー(模様作り)作りたい絨毯の模様を、絨毯のサイズと同じサイズの方眼紙に描いて彩色します。絨毯を織る職人さんは、このデザイン画を見ながらその通りに絨毯を織って行きます。ペルシャ絨毯のデザインは全て一点ものですので、絨毯を織り終わるとその絨毯のデザイン画は処分します。(小さい絨毯やあまり品質の高くないものの場合は、同じデザイン画で数枚同じものを織ることもあります)
3-織り チェレケシーとナグシーケシーが完了したら、やっと絨毯を織る作業がはじまります。ペルシャ絨毯は完成幅のサイズによって織る人数を決めます。幅が狭いものは一人か二人の職人が隣どおしで織っていきますが、幅が広い場合は3人〜6人の職人が肩を並べて織っていきます。
4)結び ペルシャ絨毯は、一目ごとに縦糸に横糸を結んで作っていきます。結び目は手結びか、チャーグと言われるナイフを使います
ペルシャ絨毯のパイルは、縦糸に横糸を結ぶことによって出来てきます。このパイルが最初は3〜4センチもあるので、絨毯の模様を表から判別することはできません。当社は現地の職人から直に絨毯を買い付けますので、選ぶときは何人かの専門家と一緒に絨毯を裏から見て慎重に色とデザインを選びます。
ペルシャ絨毯を選ぶ時に何人の専門家と一緒に絨毯を裏から慎重に見て選びます。