
ペルシャ絨毯の素材
手織りペルシャ絨毯の素材の組み合わせは、産地ごとに違います。絨毯を作るときは縦糸と横糸を使いますが、現地イランでは絨毯の素材を横糸(パイル)の種類で判断します。つまり、縦糸がウールのものをウール製、横糸がシルクのものをシルク製と決定します。基本的には、産地ごとに絨毯に使われる素材の組み合わせが決められていますが、それ以外の組み合わせもありますので、素材の組み合わせのみで産地を判断することはできません。日本では、絨毯の素材を説明する時に縦糸の種類も含めて紹介する事が多い為、下記に絨毯の素材の組み合わせと産地をご紹介致します。
ペルシャキリムの素材産地別に
イランで、各産地で作られている絨毯の素材は、基本的に決められていますが、
一概に、そうとは言えません。
現地イランでは、絨毯の素材を、横糸(パイル)の種類で判断します。
パイルがウールの絨毯をウールで、パイルがシルクの絨毯をシルクと言います。
現地では、縦糸の種類は、絨毯の素材とは判断されません。
日本で、じゅうたんの素材を、説明する時には縦糸の種類も含めて紹介する場合
が多い為、下記で絨毯の素材を各産地別にご紹介致します。
絨毯の産地 縦糸 横糸
クム シルク シルク
ナイン コットン シルク&ウール
イスファハン シルク シルク&ウール又はウール
タブリズ コットン又はシルク シルク&ウール
カシャーン コットン又はシルク ウール又はシルク
アルデビル コットン ウール
アルデカン コットン ウール
ヤラメ ウール ウール
クチャン ウール ウール
マシャッド コットン又はシルク ウール