近年の私たちと絨毯
日本人にとって絨毯は「貼ると張り替えが必要だから」「ペットを飼っているから」「無いと足の裏が痛い」「模様替えの時にいつも変えている」など様々な意見をよく耳にします。
絨毯の全てに張り替えが必要であったり、掃除に手間がかかったりとは言えません。
ペルシャ絨毯がその一つであると言えます。
ペルシャ絨毯と聞くと、「とても高そう」「高級品」というイメージがある人が多いと思いますが、両方とも正解です。なぜなら"それほど良い品物"だからです。
ハンドメイドの厚みのあるペルシャ絨毯を購入すると、孫の代まで長持ちするのがペルシャ絨毯の特徴で、お手入れ次第でさらに長く愛用することが可能です。
温泉宿やホテルなどで、よくペルシャ絨毯が利用されているのも納得です。
毛皮のコートが、母から娘、娘から孫へと持ち継がれていくように、お手入れ次第で何年でも使うことができます。どちらも獣毛ですので、お手入れ方法も比較的よく似ていると言えます。
元来、日本文化は床の上に座る文化でしたので、絨毯とは縁が深いのですが、床前面に絨毯を敷くご家庭は減少し、今はフローリングやコンクリート床の上にアクセントとして使用されるご家庭がほとんどです。
フローリングが主体となっている現在も、ペルシャ絨毯のように厚みがあるふかふかした絨毯は部分的に使用され、絨毯の上だけに転がってテレビを見るお子様のお写真を拝見することがあります。また、その鮮やかな色合いが好まれ、床一面に絨毯を敷かれる人も増えてきています。ペルシャ絨毯は重圧に強く、家具の凹みなどもスチームで直せることでとても快適にご利用されているようです。
ペルシャ絨毯にとって、重みでついた凹みは人間の髪の毛の「寝癖」のようなものですので、スチームなどで毛を起こしてあげると、よほどのことが無い限りきれいに戻ります。ただし、水分が付着した部分は、きれいに拭き取ってあげましょう。
インテリアコーディネーターに、部屋をお願いすると必ずと言って良いほど登場するのが、ペルシャ絨毯。
豪華に家を見せるならフロア全面に、今流行りのパーツ遣いでリラックスする場所として、また、花瓶などの下に敷いて棚のアクセントなどに、玄関先や出入り口のマットとして、などペルシャ絨毯は使い方でご家庭の表情を多彩に変えてくれるのです。
本物のイラン製ペルシャ絨毯で、お部屋をイメージチェンジしてみましょう。